PROJECT(3)
森を嗅覚で感じる新規事業[南三陸杉アロマ]の本格リリースへ向けた商品改良/販売戦略立案を実現せよ!
株式会社佐久
ココロイキルヒトの紹介
プロジェクト参加によって感じられる事業者の熱量。
どんな思いで、何に突き動かされてチャレンジし続けているのか、事業者のbeingとは。
大渕 香菜子 さん
PROFILE:東京農業大学大学院林学専攻卒業。専門分野は森林生態学。東日本大震災後、沿岸部の自然調査で南三陸を訪れ、地域の自然に魅かれて大学院卒業後に三陸復興国立公園のビジターセンターに就職し、立ち上げに携わった。2019年、山の自然の魅力を伝えることにフォーカスするために地域の林業会社である株式会社佐久に入社。山林資源を利用した商品開発、モニタリング植生調査、山林ガイドなどを通して、山林の魅力の発信、新たな価値づくりに取り組んでいる。
南三陸の豊かな森に育まれた小さな植物に無限の可能性を灯す
元々は植物学者として南三陸町と出会った大渕さん。地元の方々から「ボタンちゃん」(botanist植物学者からついたニックネーム)と呼ばれ、一緒に森を歩くと、一般的には「雑草」と片付けてしまう多種多様な植物それぞれの物語を語ってくれるという。
「あらゆる植物が生かされているからこそ感じる森の"香り"」を大切に、木々の遺伝子を纏った植物を活かしてその魅力を世の中に発信できないか、と模索していた。
そんな中、南三陸の森に生きる「杉」の、一般的には価値が無いとされている「杉の葉」そして、香りのよい「クロモジ」をかけ合わせ、新たな森の価値としてのアロマ開発を考えた。そして、その製造から販促に至るまで全てを大渕さん一人で行ってきた。
南三陸の森の豊かさ、そしてその「香り」を、植物と共に生きる森の妖精、大渕さん(ボタンちゃん)の静かで温かい思いを通して感じながら、共に0→1を生み出す面白さを体感できる3週間プロジェクト。
現状と課題
株式会社佐久とは
木材生産だけでなく山本来の機能を高めることまで考えた林業を実践している佐久。
下草が充分に育つ環境を整えるように間伐することで、下草が伸び、大地を支える、虫を呼び命を循環させることで、土を肥やし木の栄養になる。草木が成長することで土を掴む根が伸び、土砂崩れなどの水害防止になる。山に栄養が溜まる管理をすれば、川・海に流れる水の質も良くなる。こうした、木材だけでなく、森全体の動植物を生かし、守ることを大切にしている。
本プロボノプロジェクトで取り組む課題
南三陸杉の葉とクロモジを原材料とした、森を嗅覚でも感じることができる新感覚アロマの商品開発~販売を一気通貫して担う新規事業。その南三陸地域でのお土産として販売していた「南三陸杉のアロマ」の仙台など都心部への本格リリースを見据えて、主に下記をプロボノメンバーと共に取り組みたいと考えています。
・消費者目線を起点とした現商品の更なる商品改良
・都心部におけるターゲット・チャネル選定等の販売戦略立案
スケジュール
プロジェクト全体スケジュールです。
オリエンテーション日程以外はチーム内で調整し決定します。
12020年7月1日(水)
オリエンテーション
19:00-21:00
オリエンテーション
事業者/メンバー顔合せ
※7月1日オリエンテーションへの参加は必須となります。ご応募の際にはあらかじめ予定の確保をお願いします。
27月-8月上旬
プロジェクト進行
プロジェクトメンバーと事業者と定例でmtgを実施しながら課題設定〜プロジェクトゴール(成果物)へ向かって短期集中プロジェクトスタート
38月上旬
成果物納品
プロジェクトの成果物を事業者に報告、納品