• 何もないから何でもできる!

    自らが先陣を切って手を動かす

    株式会社小高ワーカーズベース

  • ココロイキルヒトの紹介

    プロジェクト参加によって感じられる事業者の熱量。

    どんな思いで、何に突き動かされてチャレンジし続けているのか、事業者のbeingとは。

    株式会社 小高ワーカーズベース

    代表取締役 和田 智行さん

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    PROFILE:南相馬市小高区生まれ。東日本大震災では自宅が警戒区域に指定され家族とともに避難生活を送るも、2014年避難区域初のコワーキングスペース事業を開始。その後、食堂や仮設スーパー、ガラスアクセサリー工房など、住民帰還の呼び水となる事業の創出に取り組む。

  • 現状と課題

    小高ワーカーズベースとは

    震災後、避難指定区域として人口0になった南相馬市の小高地区。全てがゼロとなったこの地に住む和田さんは、何もないからこそ何でもできる、という想いで、地域内外の人々が繋がる拠点として小高ワーカーズベースを立ち上げた。この街に必要だと思うことを自らが手を挙げて実践した来た和田さん。2019年1月に日本財団とクラウドファンディングの支援にて設立した宿泊施設付きコワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」。敢えて荒削りな施設の造りは、予測不能な未来を切り開く和田さんの、そして、ここに集う人々のエネルギーを表しているかのよう。

     

    また、地元の女性たちに仕事を作りたい、という想いからハンドメイドガラス工房 HARIOランプワークファクトリー小高を設立。現在は小高パイオニアヴィレッジに工房を併設している。工房では職人たちが炎と向き合い、世界にひとつのガラス細工を生み出している。職人それぞれが自身のオリジナル商品を手がけるなど、常に新しいものが生まれる熱量のある工房では、2019年3月に独自ブランド「iriser(イリゼ)」を立ち上げるなど、和田さんの挑戦は続いている。

    プロボノの皆様と一緒に挑戦したい課題

    1:小高パイオニアヴィレッジ(OPV)会員増に向けた仕組みづくり
    ・コロナ禍の時代変化に応じた、首都圏向け複業・ワーケーションの提案/企画 など

    ・オンラインイベントからのリアル現地ツアー企画、Next Commons Lab南相馬や地域コミュニティとの共同企画など

     

    2:ハンドメイドガラス工房 独自ブランド「iriser(イリゼ)」の売り上げ拡大に向けた取り組み
     

    (2-1):販路開拓(首都圏のリアル店舗、EC事業者への提案営業)
    ・アクセサリーに加えてガラスストローの飲食店への提案営業、新商品プロモーション など

    (2-2):ECサイト売上増(SEO対策、コンテンツ拡充)
    ・職人さんストーリーづくり、小高WB関連サイトの全体再構成、SNS/動画プロモーション など

  • スケジュール

    プロジェクトの概略スケジュールです。

    1

    2020年8月26日(水)19:00-

    マッチングイベント登壇

    2

    9月17日(木) 19:00-

    全体オリエンテーション

    3

    9月 19日(土)

    10:00-

    初回顔合わせ
    キックオフMTG

    4

    2020年10月〜

    プロジェクト進行

    5

    2021年2月

    成果物納品

  • -取材を終えて-

    初めて和田さんにお会いして感じたのは、静かに燃える蒼い炎。

    何もないこの南相馬、小高で、誰もがそんなの無理だ、と言う中、敢えて自らが実践者として先陣を切り、結果を残して周囲を巻き込んでいく。

     

    「何もない地方」と捉えるか、「何もないからこそ、何でもできる」と捉えるか。

    和田さんは後者の捉え方で、この小高に暮らす人々のために必要と思われる、生活に寄り添った事業から次々と手を付けてきた。

     

    未完だからこそ、これからの時代を見越していかようにでも変容していく、そんな思いで活動拠点となる「小高パイオニアヴィレッジ」の内装も敢えて素材感を残した創りに。

    その、荒削りな拠点には、赤ちゃんの声や打ち合わせをするビジネスマンの声、黙々とPCに向き合う人、バーナーの炎と向き合い、唯一無二の逸品を生み出す職人たち・・。多様な人々の熱量に満ちている。

    感じるのは、フィンランドで言う所の「SISU」に近いもの。「この町は自分たちの手で創るんだ」荒々しく、しなやかで強いエネルギーがこの熱量を生み出しているような、そんな力を感じた。

     

    課題山積みの場所だからこそ、課題の数だけチャンスがある。何もないからこそ、自分のアイディアがビジネスとなり、地元で暮らす、暮らしたい人々の生活に直結する、人の顔が見える、手触り感のあるプロジェクトに関わるチャンスがここにはある。