• 「価値がないとされるゴミに無限の可能性」

    謎多き東北の魅力に取り憑かれて

    合同会社 巻組

  • ココロイキルヒトの紹介

    プロジェクト参加によって感じられる起業家の熱量。

    どんな思いで、何に突き動かされてチャレンジし続けているのか、起業家のbeingとは。

    合同会社 巻組

    代表社員 渡邊 享子さん

     

     

    PROFILE:2011年 大学院在学中に宮城県石巻市へ移住。2015年合同会社巻組を設立。1年間でのべ28万人もの災害ボランティアを受け入れた同市で、支援活動にあたる若者向けの賃貸住宅が不足している実態に直面し、被災した空き家の改修、情報提供、企画運営等の活動を始める。会社経営の傍ら東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科専任講師、一般社団法人ISHINOMAKI2.0理事を兼務。絶望的条件の不動産を活用しながらクリエティブな人材が幸せに活躍できる仕組みを模索中。

  • 現状と課題

    巻組とは

    宮城県で2番目に大きい街、石巻。震災では大きな被害を被った地域だが、震災後「石巻ローカルベンチャー」と呼ばれるおもしろさを求め、様々な思いを抱えて事業を開始する人が増えた地域でもある。

    そんな街で「出る杭、作ります」を合言葉に活動している巻組。震災後に来たボランティアの滞在場所作りから始まった事業は、今やシェアハウスのプロデュース・運用、イシノマキオモシロ不動産大作戦といった不動産プロジェクトから、石巻版松下塾、とりあえずやってみよう大学といった人材育成、地域活性のプロジェクトまで多岐に渡っている。取り扱う物件は、絶望的な条件の空き家。地元の不動産屋さんが匙を投げた資産価値ゼロの物件を魅力的な場所にリノベーションし、クリエイティブな人たちの活躍の場所として提供している。

    渡邊さんは、何よりも地域にある「余白」を感じ、大切にしている。余白があるからこそ、楽しいし、頭を使える。また、外から来る人にとっては、足りない部分で必要とされること、とりあえずやってみよう、とチャレンジできることが地域の、東北の魅力だと言う。固定概念に捉われないクリエイティブな人材と地域の文化が混ざり合うことで、地域がイノベーティブな場所に生まれ変わり、そこでは誰もが「心が喜ぶ幸せな生き方」を選択できる、そんな社会を作れるのではないかと考えている。

    プロボノの皆様と一緒に挑戦したい課題

    石巻には、全国からアーティストやクリエイター、その卵たちが集まってきている。巻組は場づくりを通じて、石巻という地域での新しい生き方を世の中に提案してきた。2020年からは、田舎ならではの贈与経済をベースにクリエイターの卵が地域と共創する「Creative Hub」という新規事業にも取り組んでいる。
    日本中、世界中に、活動に賛同してくれる仲間もいる。
    でも、まだ一部の人たちの活動に留まっている。石巻がもっとオモシロイ町になり、この活動が多くの地域に波及していくには、クリエイティブな人材がもっと集まってくることが必要かもしれないし、発信力が必要なのかもしれない。

     

    創ることが得意な巻組の営業戦略立案と実践、この課題に取り組んでくれる仲間を募集します。
     

  • スケジュール

    プロジェクト全体スケジュールです。

    1

    2020年8月22日(土)

    マッチングイベント登壇

    2

    9月17日(木)19:00-

    全体オリエンテーション

    3

    9月23日(水)19:00-

    第1回チームMTG

    4

    9月26日(土)
    10:00-13:00

    事業者-メンバー

    顔合わせMTG

    5

    2020年10月〜

    プロジェクト進行

    6

    2021年2月

    成果物納品

  • 巻組の事業について

    ・資産価値ゼロと評価された、絶望的条件の不動産の価値化

    ・クリエイティブな人材の発掘と場の提供による地域の魅力向上

  • -取材を終えて-

    地方だからこそ、東北だからこその「余白」や「カオス」、「謎」。

    そんな空気感だから「とりあえずやってみよう」。

    渡邊さんがワクワクするのはそんなカオスな雰囲気。

     

    世の中で価値がない、と烙印を押されたモノ、場所、ヒト。

    世の中の仕組みに当てはまらないことを選択したヒト。

     

    何もないからこそ、自ら考える、クリエイティブになれる。

    アート思考の人々だからこそ、固定概念に囚われず自由な発想ができる。

     

    東北だからこその新しい「生き方」「発想方法」を伝えたい、そんな思いがひしひしと伝わってくる渡邊さん。

     

    震災を機にたまたま接点ができた石巻。

     

    石巻の市街地は、津波の被害にあったものの多くの建物が残っている。震災後に出来た空き地が渡邊さんの言う「町の持つ余白」と重なる。震災で更地になった場所に建てられた大きくてピカピカな建物、リノベーションした店、昔ながらのスナック街、デパートの居抜き物件を使った市役所、路地に入ると急に現れる昭和な町並み。それらが混在し、干渉し合うこの町自体がカオスだ。

     

    「東北こそ、文化的な人が多いと思うんです」と語る渡邊さん。

     

    渡邊さんの話を聞いていると、「渡邊さんがワクワクする石巻なら、きっと面白いことができそうだ」

    そう思えてくる。