PROJECT(1)
裂き織り技術を活用したアパレルブランド「SACCORA」のグロースへ向けたマーケティング戦略立案・ネット販売シフトを実現せよ!
株式会社幸呼来Japan
ココロイキルヒトの紹介
プロジェクト参加によって感じられる事業者の熱量。
どんな思いで、何に突き動かされてチャレンジし続けているのか、事業者のbeingとは。
株式会社幸呼来Japan
代表取締役 石頭 悦 さん
山形県酒田市生まれ、山形大教育学部卒業
1990年~2000年専業主婦の傍ら自宅でピアノ教室・学習塾の運営を行う。
2001年 住宅リフォーム会社へパート入社。在職中、福祉住環境コーディネーター2級・インテリアコーディネーター・2級建築士の資格を取得。
電話番からのスタートで、総務経理・バリアフリーリフォームを担当。
2005年 専務取締役就任
2009年 特別支援学校見学の際、裂き織に出会う。
2010年 裂き織事業部を立ち上げ、障がい者2名雇用。
2011年 東日本大震災後、裂き織事業部廃止の決定。
2011年 株式会社幸呼来Japan設立。
特別支援学校の生徒が織る「裂き織」という伝統技術に深い魅力と感銘を受け、障がいのある方達が「裂き織」で社会から頼られ、生き生きと活躍できる場を作りたいという想いで事業をスタート。
家庭内織物だった「裂き織」を世界に発信し、「SAKIORI」を世界の共通語にしようとチャレンジの日々が続いている。
障害を持つ人=唯一無二の才能の持ち主
石頭さんが”裂き織り”と出会ったその日。特別支援学級の生徒が織りなす丁寧な手仕事、そして伝統技術である"裂き織り"に魅了されたという。
その出会いがきっかけで、彼らが持っている"障害”ではなく"才能"が社会から頼られる場を作る、そんな想いで幸呼来Japanを立ち上げた。
石頭さんから滲み出る"愛情"が形となったプロジェクトがある。この秋に立ち上げる新ブランド"SACCORA"では、4つのブランドラインナップ展開を予定。そのうちの一つに"signitureシリーズ"がある。
このシリーズは、パターン化された裂き織りの製作ができない、とある子がきっかけ。通常であれば、既存商品の製作パターンを覚えさせることが必要、と「課題」として認識するところを、石頭さんは「それもこの子の個性」と捉え、製作パターンができないのであれば、その子がその瞬間の感性で織りなす世界に一つだけの1点ものシリーズをブランド化しよう、そう思い立って出来上がったシリーズ。
課題解決型、という概念ではなく、一人一人の可能性を発見する、未来的思考を常に持ちながら、あらゆる個性が光り輝く機会を考え続ける、そんな石頭さんの深い愛情と強い願いがこの事業には込められている。
現状と課題
幸呼来Japanとは
2011年に設立した幸呼来Japan。盛岡のさんさ踊りの掛け声「サッコラーチョイワヤッセ」から来る言葉で、「幸せは呼べばやって来る」という意味。関わるすべての人に幸せが訪れますように、そんな石頭さんの想いが込められている。
現在、2つのブランド、1つのプロジェクトを運営している。さんさ踊りで出る着古した浴衣を裂き織りにして新たな価値を吹き込んだ製品に生まれ変わらせ販売している「さんさ裂き織り」、アパレルメーカーなどの余り布を使い、デザイン性の高いプロダクトを生み出す「Panoreche(パノレーチェ)」、そして、メーカーから預かったあまり布で裂き織をつくり、新たな価値が付加された生地としてお戻しする「さっこらproject」。
そして、この秋にはオリジナルブランド「SACCORA」をリリース予定。
本プロボノプロジェクトで取り組む課題
廃棄されてしまう布、能力を生かす場のなかった障がい者たち、そして細々と受け継がれる伝統工芸「裂き織」
これらの埋もれたままではもったいないものたち。
裂き織りを通じて「もったいないを、もっとゆたか」に変えるイノベーション事業。
この秋にリリース予定のブランド、「SACCORA」のtoC事業の更なる展開に向けて、主に下記の内容をプロボノメンバーと取り組みたいと思っています。
・ターゲット像と消費者に対する付加価値の言語化
・それらを踏まえた現商品の更なる商品改良
・ネット販売シフト(既存サイトの改善・新規サイトへの出店)
スケジュール
プロジェクト全体スケジュールです。オリエンテーション日程以降のmtg日時等についてはオリエンテーション時に調整します。
12020年7月14日(火)
オリエンテーション
19:00-21:00
オリエンテーション
事業者/メンバー顔合せ
※7月14日オリエンテーションへの参加は必須となります。ご応募の際にはあらかじめ予定の確保をお願いします。
27月-8月中旬
プロジェクト進行
プロジェクトメンバーと事業者と定例でmtgを実施しながら課題設定〜プロジェクトゴール(成果物)へ向かって短期集中プロジェクトスタート
38月中旬-下旬
成果物納品
プロジェクトの成果物を事業者に報告、納品