• PROJECT(2)

     

    受け継がれし技術をその先へ残すための改革プロジェクト

     

    〜未来を生きる企業戦略〜

     

    株式会社マルイ造形家具工業

  • ココロイキルヒトの紹介

    プロジェクト参加によって感じられる事業者の熱量。

    どんな思いで、何に突き動かされてチャレンジし続けているのか、事業者のbeingとは。

     

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    株式会社マルイ造形家具工業

    常務取締役 千葉 雅之さん

    1974年岩手県九戸郡九戸村に3兄弟の次男として生まれ、高校卒業後、岩手大学工学部に進学。卒業後は松尾橋梁(株)に入社し、設計業務に従事。

     

    小学6年の頃に工場が火災になり、悲しむ祖父母、両親に、「この会社を兄弟で必ず守っていく」ことを約束をした。社会人として色々と経験したうえで、いつかは兄弟で各々の特技を生かして会社を成長させていきたいと考えていた。三男は大学卒業後1999年に会社を継ぎ、追って長男が2005年に、自分も2007年より家業を継ぐことを決意。

     

    現在は関西営業部として奈良県に常駐し、

    営業、販売、財務、工程管理、CADCAM業務、アウトドア家具部門の設計や販売促進業務などを兼務。長男は関東営業部として神奈川県に常駐し、販売、デザイン担当。三男は本社にて社長として製作職人として業務を行っている。

    ⇨会社webページはProfile写真をクリック!

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  • プロジェクトで取り組む課題

     

    株式会社マルイ造形家具工業は、昭和20年より続く家具屋さんです。 その歴史は岩手県指定伝統工芸品の南部箪笥に始まり、70年以上続く歴史の中で技術と知識を受け継ぐだけでなく、技術を発展させ新たなブランドづく りに応用しています。 特にそのデザイン性。時代に合わせてアップデートされたその外観はおしゃれでありながら重厚感もあり、インテリアに溶け込むやわらかさも持ち合わせています。 その独特なデザインを”形にできる技術力”は、代々受け継いで紡がれた企業ならではの財産です。 地元”岩手で”つくり、全国・全世界へ届けること、そしてその伝統的な技術を次の世代へ残すこと...そのために細く⻑く、そしてしなやかで強靭な会社であるこ とが大切だとマルイ造形は考えます。

     

    次の世代に技術と知識を受け継ぐ足がかりになれるよう、今回のプロボノプロジェクトではマルイ造形の「これまで」を振り返り集約する(①)、そして時代に合わせて「これから」を見据える(②③)の3つの課題を設定いたしました。

     

    ①三事業の関係性整理

    ”マルイ造形”のコンセプト明瞭化 マルイ造形の根幹である「南部箪笥」、現在の主力商品である「ダイニング火鉢」、そして新規アウトドアブランドの「A&D/W」。現在はそれぞれが独立してい るかのような状態です。これら三本の柱をきちんとつなげ、”マルイ造形”のコンセプトとしてひとつの骨組みになるよう提案します。

     

    ②ダイニング火鉢の販路拡大

    現在の主力商品であるダイニング火鉢はその売り上げのほぼ全てを百貨店での販売で占めているのが現状。一方で、会社の将来性を考えてD2Cに移行す る必要性も感じています。後世に残すためにも⻑期的に継続可能なマーケティング提案を目指します。

     

    ③アウトソーシングの提案を含めた業務の効率化

    ひとりの担当者がさまざまな業務を兼任して多忙を極める、まさに中小企業ならではの悩みのひとつです。担当者が新たな販路拡大に着手できるサポートの 一環として、業務の効率化を図ります。

  • こんな方にオススメ!

    ひとつでも当てはまることがあれば、ぜひ私たちと一緒に2か月間を駆け抜けましょう!

     

     ・マーケティングの経験・知識がある方

     ・ヒアリング・言語化が得意な方

     ・中小企業の運営を一緒に考えたい方

     ・アウトソーシングの検討をしたことがある方

     ・家具やインテリアが好きな方

     ・技術を未来へ残すことが大切だと感じている方

  • スケジュール

    1

    10月4日(火)19:00-21:15

    マッチングイベント

    4者の事業者が登壇するマッチングイベントをオンラインにて開催。

    心が動くPJに出会ったら、

    ぜひ、エントリーを。

    2

    10月17日(月)19:30-21:30

    第1回打ち合わせ

    オリエンテーション

    事業者/メンバー顔合せ

    ※10月17日の打ち合わせへの参加は必須となります。ご応募の際にはあらかじめ予定の確保をお願いします。

    3

    10月中旬〜12月中旬 

    プロジェクト進行

    プロジェクトメンバーと事業者と定例でmtgを実施しながら課題設定〜プロジェクトゴール(成果物)へ向かって短期集中プロジェクトスタート。

    4

    12月下旬 

    プロジェクト進行

    プロジェクトの成果物を

    事業者に報告、納品。

  • プロボノリーダー

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    鈴木 恵理紗

     

    建築デザイン科を卒業後、建築工務店に勤務し、現場監督や設計・施工などさまざまな業務に従事。また、地元商店会や地域イベントの企画・運営にも携わり、広報やデザインも経験している。工務店を退職後、心機一転リラクゼーション業界に入り、身体のことを勉強しつつ日々お客様の悩みに寄り添っている。
    プロボノへは2021年より参加、他業界の人と同じ目的をもってプロジェクトを進める面白さに魅了され、今回はプロボノリーダーとして参画。神奈川県在住。DIYでもお菓子でも裁縫でも、”つくること”なら何でも好き。


    <応募を検討している方へ>

    プロボノでは、相手の悩みに真剣に、そして全力で向き合える環境が整っています。また、参加者が業種に縛られずチームになるため、自分の常識の枠を超えた意見が飛び交うことも魅力のひとつです。今回担当するマルイ造形さんは家具屋さんですが、その悩みは家具という分野に留まらず、経営やマーケティングについてなど多岐にわたります。他人の悩み、ましてや経営などシビアな点を相手と同じ目線に立って悩める機会は、そういった仕事ではない限り多くはありません。相手の痛みに共感して、その解決策を考えることは自分の人生にとっても大きなターニングポイントになります。あなたの全力をもって事業者の方の課題に向き合い悩みぬくもよし、一緒に成長して新しい視野を広げるもよし、私たちと一緒に2か月間を駆け抜けましょう。